お助けチョコ

 昨晩、帰宅すると、居間のテーブルの上に山のように品物が載っていた。それらは、妻の知り合いのお孫さんが手作りしたチョコのおすそ分け、妻の友だちからの日ごろお世話になっているお礼、妻のおしゃべり仲間からのおやつの切れ端など、すべて妻経由のチョコレートの差し入れなのだ。一応、バレンタイン・デーなので、ご主人によろしくとのこと。これがつまり、直接、本人に手渡しされないお情けチョコ、憐れみチョコというやつなのだと感じた。まあしかし、自分で買うより、いただけるだけでもいいとするかと、深く考えるのは止めにした。(2017.2.15)